婚活・結婚をするときに読みたい本~結婚は女性ホルモン?「ホントにこの人と結婚していいの」より(前編)~

 

 

こんにちは!アビリティスタッフの高山彩香です。婚活・結婚をするときに読みたい本。ご紹介シリーズをお届けします。

婚活・結婚をするときに読みたい本~結婚はあしゅら男爵と女性ホルモン?「ホントにこの人と結婚していいの」より(前編)~

「ホントにこの人と結婚していいの」石井希尚著

 

牧師・カウンセラーとして多くの男性・女性のカップルの結婚に関する相談を受けているという著者の本をご紹介します。

結婚を目前にして、「本当にこの人でいいの?」と悩んでいる人ばかりでなく、相手はいないけれど結婚を考えている方、結婚はしたけれど夫婦関係に悩んでいる人に参考となる本でした。

多くのなるほど、と思わせるエッセンスがありましたが、やはり牧師さんらしく聖書から結婚やカップルの関係を見つめてみたり、タイトルから見るより重厚なアドバイスが印象的でした。

その中から中でも心に残ったものをご紹介させていただきます。

 

・あしゅら男爵が結婚の姿

ちょっと時代を感じさせますが・・(苦笑)著者は「マジンガーZ」というアニメに出てくるあしゅら男爵という悪役に結婚生活を例えます。

このあしゅら男爵というのは、身体の右半分が女で、左半分が男という半男半女という存在なのです。(そういえば、なんとなくそんなキャラクターがいた気もするのですが・・)

高山はあしゅら男爵わかりませんでしたので、画像お借りして来ました。

この方ですね・・。とってもシュールです。

このあしゅら男爵、いつもは男と女の声でハモって正面を向いて喋るのですが、時折、男の顔だけがアップになって男の意見を話し、またあるときは女の顔がアップになって女の意見を言うらしいのです。この異なる人格が合体しているのがあしゅら男爵です。

著者は、このキャラクターこそ結婚している男女だと言います。

これは、まさしく、今の私たちの姿です。男と女という全く異なる傾向を持つ二人が一緒になり、何年も生活をともにしていく中で、あるときは驚くほどの調和が生れます。しかしいつもそうだとは限りません。あるときは不協和音が生じます。

けれどももう他人ではありません。相手の傾向や性格、弱さや欠点などを熟知している二人は、お互いをお互いの色に染め合って存在しています。半分自分で半分相手。(中略)どこまでがもともとの自分で、どこまでが相手に影響されている自分なのか、その区別は非常につきにくくなっています。

マジンガーZのキャラを持ってくるあたり、ちょっと若い人にはピンとこないと思うのですが・・(苦笑)この相手に影響を与え、与えられて自分が自分でなくなっている状態は結婚というものをとても良く言い表しているのではと思います。

 

・腹八分目で満足しよう

著者は、女性は結婚に対して安心を求めるため、最後の最後まで、結婚式の当日まで、この男性について行っていのかテストをしていると言います。これを「最後のテスト」と言っています。女性が最後の最後まで相手をテストするのは何もおかしいことではない。最後まで不安なのが女性の心理なのだから、それを異常なことだと思わなくて良いと。

しかし、そのテストがあまりに行き過ぎて、相手に完璧を求めすぎるのは良くないといいます。あまりにテストが厳しすぎると、いつまでも理想の男性は現れないし、女性を愛していたはずの男性すら、「君を幸せにする自信がなくなった」と去ってしまうというのです。

最後のテストモードに(自分が)入ってしまっていることを自覚したら、腹八分目で満足しようと決めることが大切です。つまり相手に満点を要求しないで80点で許してあげようということです。

自分の抱えている不安な気持ちも、目減りさせて見積もるようにしないといけません。「私、試験管になっている」と意識するのです。それだけど、気持ちが楽になることもあるからです。

男性は、女性の「エモーショナル・ストーム」理解すべし。

この本は、男性と女性の違いを理解することで、結婚生活を成功させようとする意図が強いと思います。その中でも特徴的なのが、この段落でしょう。エモーショナル・ストームとはつまり、女性の月経周期のサイクルの中での体調や感情の変化です。

それを理解することが、男性と女性の幸せな結婚生活に繋がってくると指摘します。

月経周期(メンストロールサイクル)、これは女性の肉体だけでなく、感情にも多大な影響を与えるのです。まるで自分が別人になってしまって、一体どれが本当の自分なのかわからないと混乱するほど、月経周期の中で起こる体内の激変によって、多くの女性たちは悩まされているのです。

女性が月経やホルモンバランスの変化で悩むということを指摘するのはさほど目新しくないかも知れません。しかしこの著者はこの段落に徹底的にページを割いて、例えば、第一週(卵胞期)はこんな感情、第二週の排卵期はこんな状態・・と懇切丁寧に解説します。(笑)。

思わずこの本は月経と女性ホルモンの解説の本だったかな?と思うぐらい、丁寧にです。例えば、こんな感じで。

第三週(黄体期)になると、プロゲステロンとおいうホルモンが登場します。プロゲステロンは、その場を支配する勢いで一気に押し寄せるのです。このとき、エストロゲンレベルも、また少し上昇するのですが、第三週の終わりに向けて、この2つのホルモンの波は両方とも引いていきます。このときです。女性が感情的な揺れを感じ始めるのは。

波が海底と激しく泡を吹き上げ炸裂するとき、そこには2つの相反する力がぶつかりあっています。前に進もうとする力と、後ろに引いていく力です。ちょうどそれと同じように、この時期の女性は、相反する2つの感情の狭間で揺れ動き感情的な浮き沈みを体験し始めるのです・・。

 

なぜこの著者がここまで女性の月経にまつわる感情変化を取り上げるのか、私はきっと彼が多くのカップルをカウンセリングするうちに、このことを男性が理解出来ていないことが不協和音の大きな原因だと感じたからではないか、と考えています。

さきほどのあしゅら男爵ではないですが、男性と女性が一体になりながら、どうしても分かり合えない部分がある。それをきっちり分かり合う努力をすることが、幸せな結婚の重要な鍵であるからこそ、この部分を丁寧に取り上げていると私は感じました。特に男性に読んでいただきたい部分ですね。

 

このあと、この本では著者が牧師さんならではの結婚へのアドバイスへと続いて行きます。

それは次回、続編でご紹介させていただきます。

婚活、結婚を考えているみなさん、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

(アビリティスタッフ婚活部アシスタント・高山彩香)

 

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「ホントにこの人と結婚していいの」石井希尚著

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